ひなたファームの夢
自分が食べているもの。誰が、どこで、どんな想いで、どのようにして育てたものなのでしょうか?ほとんどの方が「分からない」と答えるのではないでしょうか?
どこにいても「食」に困ることがなくなった現代。コンビニもスーパーも沢山出来ましたね。コンビニは24時間営業。まさに、いつでもモノを買うことができます。ほんとに便利な世の中になりました。だけど、そこに並んでいるきれいな商品に関わっている人、作り手の想いが見えますか?
一方で、食品廃棄がとても多くなったのも事実です。年間約1900万トンの食料廃棄。そのうちまだ食べられるうちに捨てられる食品ロスは約650万トン。まだ食べられるのに、流通のルールや、賞味期限の関係で廃棄される食べ物。その食べ物を育てる為に費やされた水や化石燃料といった資源も、一緒に捨てているということです。「もったいない」と思いませんか?2015年現在、7億9500万人の方が飢餓に苦しんでいます。
ひなたファームは、そんな事を考える“きっかけ”を創っていきたい。日頃、当たり前に食があり過ぎて、溢れすぎていて、それが普通になっていて、この環境がとても恵まれているということに気が付けない環境に今の日本はあると思います。だからこそ、畑に田んぼに足を運び、関わってみて体験してみることが大切だと考えています。その経験は、食を選択するとき、最大級の判断材料になると思っています。
一人一人が大きな力になります。一人一人の食を選ぶ判断基準が、自分の事だけでなく、生産者の想い、製造販売者の工夫や苦労、家族の健康や生活、飢餓に苦しむ人、地球環境など“誰かに寄り添ったもの”に変わっていくことが、食の問題を変えていく大きなポイントだと思います。ひなたファームでは、誰かに寄り添った選択ができる人が増えることを願い、食を育てていきます。未来の子供たちに、健全な食と心を繋いでいきたい。その想いに少しでも共感してくれる方と一緒にこの夢を叶えていきたいです。